残念ながら3日目のお天気も雨のようでした。
降ったりやんだりの感じなので予定通り「霊隠寺」に行きます。
私たちは観光というよりプチハイキングが目的です。
バスで入り口付近まで行く間に雨がやみ、喜んでいたのもつかの間、バスを降りたと同時に激しく振り出しました。
雨具は持っていたのですが、様子を見ようとお店に入ることにしました。
スターバックスコーヒーやマクドナルドなどもあり、どこに入ってもよかったのですが、子どもの提案でがっつり食べる羽目になりました。朝食も食べたのになと思いましたが、これから少し歩くと思えばもっと食べてもいいのかなとしっかり食べました。
運がいいことに食べているうちに雨が上がりました。
霊隠寺は、歴史がとても古くインドの僧によって建てられました。四方を山に囲まれた場所で4月は緑が美しかったです。
訪れた時期が清明節のお休みで、中国の方々も故郷に帰られたり国内旅行をされているのかどこに行っても混んでいました。
最初に目指した場所は飛来峰で、小高い山の壁に350体ほどの石仏が彫られていました。彫られている岩壁の近くに洞窟があり、洞窟の中にも石仏が彫られ、神秘的な場所でした。
一体一体違う表情で好きな石仏を探しながら進むのもとても楽しかったです。
一番高い場所にたどり着きましたが、ガタガタの岩の上で私は少し足がすくみました。
人が乗っている岩の向こう側は崖になっていて、子どもたちが落ちるのではないかと気が気ではありませんでした。
中には、霊隠寺、永福禅寺というお寺があり、これまた巨大で飛来峰に登った後、こちらも山登りの感覚でした。
聞いたことがある名前の像を見つけました。弘法大師です。
「空海大師」と像の下に彫ってありました。
ぬかるんだ土で靴が大変なことになりましたが、雨が上がってとてもありがたかったです。
帰りは、南宋の街を再現したといわれている河坊街にバスを乗り継いで向かいました。
この町でB級グルメを食べ歩いてしまい、中途半端にお腹が膨れてしまいました。暗くなってきたのでまたバスに乗って帰りました。
お部屋に帰ってもおなかがすいた感覚がなく、シャワーを浴びてから近くに食事に出かけました。
しかし、お店に入って食べられるほど食べたい意欲がわかず、歩いていると子どもが
「海苔巻きを見つけた」と言いました。
「まさか」と思いましたが、通り過ぎたところを戻って見に行くと、
ありました!海苔巻きが(笑)
その場で作ってくれて、いろんな種類があり、アレンジもできます。
見た目より大きくお腹が苦しくなりましたが、胃がつかれていたのでこういったものは食べやすかったです。
日本の海苔巻きとは違いますが、これはすごくおいしかったです。