子育て中に思うこと

ちょっと聞いてもらいたいこと

大なわとび大会に向けて

全国的に人気のない「子ども会」ですが、子ども会活動をされている地域の方々はどのような企画があるのでしょう。

私は役員を引き受けているので、ほかの地域のことが知りたいです。

 

私たちの地域では、6月にはスポーツが催されます。

子どもの通っている学区内の「ソフトボール大会」と市が催してくれる「大なわとび大会」があり、役員や参加してくださる子の保護者の方は忙しく過ごす季節になっています。

 

さて、今回のお話は「大なわとび大会」についてです。

大会当日からさかのぼり1か月半前から4回の練習日を設けて練習を始めました。

 

参加者募集は、4年生から6年生のやりたい子15名。

参加定員は15名で、一つの種目に8名選手として出場します。

種目は、

・連続跳び

 時間制限なしで全員同時に跳び、1人でも失敗するとその時点で終了

 

・8の字跳び

 1分間全員が順番に跳び続け、失敗しても再開できる

 

・1分間跳び

 1分間全員が同時に跳び続け、失敗しても再開できる

 

この三種目を一種目8人が跳び、跳んだ合計回数が多い順に順位決定がされます。

 

この大会で、昨年私たちは準優勝を勝ち取りました。

 

昨年、私はこの企画を見たとき、あまり盛り上がらなさそうだなと勝手に思い込んでいました。

確かに想像通りやりたい希望者が少なく、やりたいと言ってきた子は全員が参加できました。15名定員ですが14名しか集まりませんでした。

隣の学区では、倍以上の希望者がいて15名に絞ることができず、先着順にしたと聞いたのに、私たちの学区はまったく関心を寄せない子が多かったです。

 

なのに、参加した子どもは練習をするたびに楽しくなっていったようで、当日は私たちの学区だけでなくどの子も楽しそうで真剣に跳び、一種目終わるたびに点数確認をして励ましあっていました。

子どもたちは、一緒に跳んだメンバーと一体感を感じ、最終的に達成感でいっぱいだったと思います。たとえ準優勝でなくても満足して終えることができたと思いました。

 

そして今年、集まったのは11名。そのうち6名が昨年のメンバーです。多分昨年楽しかったんだと思いました。

昨年一緒に跳んだ6年生が卒業して新たな4年生が入り、今年から参加している子も3人います。

 

昨年から参加している子は、「今年リベンジしたい」と優勝を狙う意気込みで練習しています。

しかし、今年から参加している子の中には昨年のことを知らないのでそんなに熱心になれない子もいます。

子ども同士の気持ちの温度差が大きすぎて、練習もうまくいっていません。

 

練習日に最初から来ない子がいたり、「回し手をやってもいいですよ」と言ってくださっているお母さんも当日だけ回せばいいと勘違いしていたりで…

スムーズに進みません。

 

3回目の練習時、2人の子のタイミングが合わず、2人とも転んでしまい擦り傷を負ってしまいました。

1人は手当てをしてそのまま合流し練習を続けました。もう一人は手当てをし、今日はもう無理ということで練習を終えました。

そのまま練習をしていた子の方が傷がひどかったのですが、痛みの感じ方は人それぞれですから仕方ないですね。

 

同じ日、1回目と2回目の練習に来ると言っていたのに来なかった子が、始めて練習に来て癇癪を起こしました。

小学校でも大なわとびをやっているので、特別なルールなどなくほかの子はすぐにでも輪に入れます。

しかし、その子は

「始めてきてルールもわからないのに…」

「みんな跳べるのは、2回練習したから…」

などと怒り出しました。

 

私たち役員は、「楽しく跳んで参加することが目的」だから、引っかかっても気にしなくていいし、残りの練習日に出れば慣れるよ

となだめたり、励ましたりしました。

しかし、スイッチが入ってしまい、疎外感を感じてしまったのか最後には泣き出す始末。

役員さんが「大なわとびのコツ」を調べて上手に跳べるように促すと、

その子は、「言い方がきつい」と感じたようでした。

回し手をやってもいいと言ってくださっていたその子のお母さんが途中から来て、なだめていましたが機嫌はよくなりませんでした。

 

数日後、擦り傷を負った子のお母さんから、

「怪我がトラウマになったのでやめます」との連絡があり、続いて癇癪を起した子のお母さんから「欠場します」と聞きました。

 

11名いた中で2名が途中でやめることになり9名になりました。

8名いればエントリーできるので問題はありませんが、仮に人数がギリギリだった場合出場できなくなります。

今回の出場をやめたい理由は、同じ親として理解に苦しみました。

 

大会に向けて一生懸命練習している子どもたちがいるので、私たち役員も当日まで楽しんで練習し、また達成感を味わいたいと思いがんばっています。