タクシーの運転手さんとお別れして、
やっと、丝调博物館に来ました。
まず結論ですが、ここはとても素晴らしく、お茶なんて見に行かないで早く来るべきでした。一日中楽しむことができます。
楽しむことができるのは、男女を問わずファッションに興味がある人、中国映画やドラマ、西欧の映画が好きな人などで、やはり、駆け回りたい子どもや全く興味がない方には不向きかもしれません。
私たちは、ファッション展示場と明時代の展示を中心に観覧しました。
到着したのが11時半くらいだったので、どんな展示があるのか簡単に確認した後、先にカフェに行き昼食をとりました。
カフェは、軽食や飲み物などがあり、十分食事をすることができました。併設している本屋さんとギフトショップでは厳選されたすてきな品物が置いてあり、本来の展示館ではないのに長い時間楽しみました。
ファッション展示場は、年代別の中国の服飾変遷や西欧との比較などもあり、現代に近づくほど見慣れたファッションで自分の子どものころを思い出します。
興味深かったのは、歴史ドラマなどで見ていた清時代の様子でした。子どもも唐の時代の服装に喜んで写真を撮っていました。
他にも、絹の製造やシルク貿易のことなども学ぶことができます。
この博物館は、庭の手入れも素晴らしく、展示館を見て疲れたら庭で休憩をしてという繰り返しをしながら一日いられる場所でした。
子どもとのおしゃべりもたくさんでき、有意義に過ごせました。
子どもは、「博物館なのに歩きすぎて足が痛い~」と言っていました。
中国丝调博物館の入館時に外国人はパスポート番号と電話番号を提示します。
予約もできるようですが、予約なしで訪れましたが問題はなくすぐに入館できました。
この素晴らしい博物館が無料なことに驚きました。
タイムスリップしたような空間にもう少し長く滞在したかったと思いました。
16時半の閉館時間まで堪能して、博物館の前からバスに乗って帰りました。
いったんお部屋に戻り、身軽になって食事に行きます。
昨日は移動しただけで終わり、きょうもお昼は博物館のカフェで済ませました。
少し落ち着いて食事をしたいと思い、散歩がてら西湖の方面に向かいます。
西湖の近くでレストランに入り、午前中に買った龙井茶で炒められたエビ料理など数種を堪能しました。
お腹がすいていたので写真を撮り忘れましたが、ほかにスープや青菜で野菜も摂りました。
帰り道には屋台が出ていて、満腹なはずなのにアイスクリームを食べたり、焼き小籠包を食べました。
雨は上がりましたが、お天気は良くなることはなく美しいであろう西湖はかすんだままでした。
杭州は、大都会ですが、歴史を感じる映画の中のような街でもあり、とても魅力的です。