これも子ども会行事の話
先日、区の子ども会が集まって「交流大なわとび大会」が開催されました。
この行事、回覧したときは全く人気がなくだれも希望者がいませんでした。
子どもたちの気持ちはわかりませんが、親は確実にめんどくさいと思っていたと思います。
大会内容は、10mの大縄で8人1チームとして学区同士で競うというもの。
3種目の合計跳躍回数が多いチームが勝ち。
1)連続跳び 1回目
2)8の字跳び
3)連続跳び 2回目
4)1分間跳び
5)連続跳び 3回目
1)3)5)の連続跳びは、一番多い跳躍回数がカウントされます。
こんな感じの「大なわとび大会」は、今年度が第1回目なのでほかの学区の方も情報がなく、もしかしたら少し練習すれば上位を狙えるかもしれないと思っていました。
選手の募集をしても集まらず、役員のこどもだけがやる感じで練習日程を設定し、大会当日までに3回の練習日を設けました。
2回練習をしたところで、「意外と楽しい」と感じていたのは私だけではありませんでした。
選手の子どもたち、回し手の中学生と大人、役員の私…
みんな楽しく集っていました。
跳び続けることなんてできないので、練習も1時間以内に解散。多分、子どもたちも私たち大人も負担に感じていなかったと思います。
選手の子どもたちのおしゃべりで知ったり、実際に練習している姿を見て数人の子どもが最後の練習日前に「やりたい」と言い出してくれました。
子ども会回覧で周知されていましたが、子どもたちには情報が伝わっていないことが多く、終了してから「やりたかった」という声も聞こえてきました。
8人集めて1チームを作り、最低人数で出場するつもりでいましたが、総勢13人の子どもが集まりました。1人が3回出場できる計算です。
ちょうどいい人数だったと思います。
3回の練習をして臨んだ当日、雨になってしまいグラウンドから体育館に変更になりました。
1チームごとの審査で多くの人が見守る中競技をします。
横断幕を掲げているチーム、そろいのユニフォームを着ているチームに圧倒されて、
「ガムテープで背中にチーム名貼ろうか?」
「恥ずかしいからやめて~」
と言いながらも、他チームとは温度差を肌で感じて緊張を隠せない様子でしたが、やはり練習の成果が出たのだと思います。
得点表を見に行っては、
「今3位!」
「何点差?」
「2位に上がった!!!いけるよ!!!」
と、徐々に子どもたちのテンションが上がりました。
お互いに声を掛け合っていたのもよかった気がしています。
結果
準優勝を勝ち取ることができました。優勝チームとは3点差!
5年生の子どもたちは、「来年リベンジするぞ~!!」っと、誓っていました。
私は、数時間の間にどんどん変わっていく子どもたちの表情や、声掛けして団結している様子を見ることができ、とてもうれしく思いました。
時代も変わり、子ども会加入者も減少し、存続の危機も感じています。
私自身も「子ども会」はもういらないのでは…と思うときもあります。
しかし、今回のような子どもたちの様子を見ると細々でもやりたい子のために役に立てたらうれしいなと改めて思いました。