子育て中に思うこと

ちょっと聞いてもらいたいこと

菖蒲湯 

昨日は「こどもの日」でした。

我が家では、毎年5月になると、子どもの日前後の1週間くらい菖蒲湯に入っています。

 

これは、中国から伝わってきた風習のようです。

中国では、端午の節句時、菖蒲を刻んでお酒に混ぜて飲んだり、葉菖蒲を束ねて軒下につるす習慣がありました。

 

それには、悪いものを避けて健康を願うという意味が込められていました。

菖蒲は、昔から健康を保つ薬草として知られ、香りが強く邪気を祓うと考えられていました。

菖蒲湯として入浴する習慣は、日本に端午の節句が伝わったときに日本でアレンジして取り入れられた習慣になります。

 

端午の節句とは、中国の風習で男の子の誕生と健やかな成長を祝う日です。

日本に端午の節句が伝わったのは、奈良時代のようです。

 

端午の節句」と昭和23年に制定された「こどもの日」は同じと考えられがちですが、由来が違うのですね。

しかし、どちらもこどもたちの健康と幸せを願うことにはかわりがありません。

ということで、我が家では菖蒲湯に入り頭に菖蒲を巻きました。

果たして、いつまでこんな私に付き合ってくれるのでしょう(笑)

 

菖蒲の「しょうぶ」という読みに、勝負に強くすぐれた男の子に育ってほしいという願いを込めています。

 

日本では、新年度が始まりちょうど疲れが出てくる5月に病気になりやすいと思われます。

邪気を祓うと言われている菖蒲湯に入り、香りを楽しみリラックスして休日の夜を過ごすことは気分転換にもなり新たな一日が気持ちよく始められるでしょう。

 

菖蒲の香り成分には、血行促進、殺菌効果、防虫効果、リラックス効果があります。

暖かい季節になりましたが、入浴すると身体がぽかぽかと温まり冷めにくいと感じました。



我が家では、葉菖蒲をそのままお湯に浮かべて香りが出てから入浴していますが、

菖蒲を刻んでガーゼなどに包み(だしパックや排水溝用のネットなどでも大丈夫です)ボールや洗面器に入れ、熱湯を注いで20分ほど浸すと菖蒲の成分を余すことなく抽出させることができます。抽出した成分入りのお湯と菖蒲を一緒に湯船に入れると香りもさらに立ちやすくリラックス効果も高いと思います。

 

菖蒲は葉が鋭いため、小さい子どもを入れるときには肌が傷つかないように注意が必要です。