我が家には、4月から中学生になった子どもがいます。
小学生の頃から、子どもとの共通の話題を多くするために私は子どもの読んだ本をできる限りで読んでいます。
この約一年は家の事情や仕事、日々の生活だけでなくあまりにも悲しい出来事が起きてしまい、私の心に余裕というものが全くなく辛い時期でした。少しずつ気持ちも切り替え子どもとの会話もたくさんできるようにまた本を読み始めました。
今回紹介する本は、我が子が小学校高学年で読んでいた本です。大人の私にも響くものがあり、特につらい時期に読んで精神的にも助けられました。
📕寂しい夜にはペンを持て(古賀史健)
この本は、子どもへのプレゼントとしていただきました。手にいれた時期に悩んでいたこととリンクした内容だったのでとてもうれしかったです。我が子が読み終えた本をできるだけ読むようにしている私は、久しぶりに見た瞬間ときめきました。
子どもに読んでほしい本というだけでなく、大人も何かしら得る物がある内容です。
日記を書くことで自分の心の中を深く掘って行くといろんなことが見えてくるというお話。後半に出てくる主人公とは小学生の頃に仲良くしていて中学生になってから距離ができたお友だちとのやりとりが暖かい気持ちにさせてくれます。
お話しもすてきなのですが、海の生き物が登場人物という世界観と表紙の絵がとても気に入りました。
そのうえ、小説なのにイラストがたくさん描かれていて可愛いです。
1日の一部分を切り取り、自分の気持ちに素直に文章を書いてみたくなりました。
📕わたしは食べるのが下手(天川栄人)
食事に悩みを持つ中学生のお話し。
食べる事は楽しみでもあるし、苦しいことでもあるということかもしれません。
この本には、食事に対しての思いを持つ4人の中学生の状況が描かれていて、自分の言動がいつの間にか押しつけになっていないかということを考えさせられました。
そして、一昔前にも同じような子どもはいたのに、こういう題材のお話ができることは時代の流れだなと感じました。
子ども向けの課題図書ですが、大人も引き込まれる作品です。
📕ラベンダーとソプラノ(額賀澪)
最近では、みんなで頑張るということを経験することが少なくなってきています。みんなで協力してすることを避けたり、行事への参加を任意にしたり、色々な選択肢が用意されていることが多いです。
そのような学校生活の中で、この作品は合唱クラブに入っている小学6年生を主人公にした児童文学です。
合唱を楽しみたいメンバーとコンクールで金賞を狙いたいメンバー、それぞれの想いに距離ができギクシャクしてしまいます。
登場人物の心情がよく描かれている作品でした。
一人ひとり大切に考えていることが違うので、みんなで目標に向かうということが難しくもありますが、わたしは、「楽しい」と「頑張る」は、どちらも手にすることができると思っています。
お話の最後はとても爽やかな気持ちになり、お友だちの立場や気持ちを考え自身の気持ちを素直に伝えることができた主人公の成長を感じました。