私はお仕事でも家庭でもあまたを使う作業は基本シングルタスクで行います。
シングルタスクとは、一つの作業を終わらせてから次のことをするという作業の進め方です。
これは、忙しい方には仕事が終わらないとか時間を効率的に使っていないとか思われるかもしれません。
そして、仕事場では圧倒的にマルチタスクでいくつもの作業を同時進行している方が多いです。
このいくつもの作業を並行して行うというのは、調べ物をしながら電話対応をするとかメールチェックをしながら同僚と打ち合わせをするとかという作業です。
私もプリントしながら集計するとか…(他にはあまりないかも)設定しておいて他の作業をするなどのことはやります。
私ができないマルチタスクは、頭を使うことが必要な作業を複数で同時進行という意味です。
並行して作業ができることのメリットは、時間を有効に使えることが一番なのではないでしょうか。そして、飽きないで仕事ができるということもあるかもしれません。
しかし、うまく頭が切り替えられないと結果的に効率が下がってしまうことも考えられます。
私は、まさにこのタイプで同時に考えることが必要な作業はかえって効率が悪くなってしまいます。
期限が長いものや余裕があるときは、時間を決めて取り組み、数日寝かしている間に別の作業をしますが、基本的に何か作業をするときは一つの事しか取り組んでいません。
どちらのやり方でも大切なのは集中力なので、集中力を維持するために45分くらいに1度5分くらいの休憩になる作業をしたりして気分転換をするようにしています。
私は学生時代に音楽を聴きながら勉強をしたり、カフェで集中することができないタイプでした。
というのも、効率が悪くなりできも悪いという結果が出ることが多かったのです。自室や図書館で作るレポートとカフェで作るレポートでは明らかに出来栄えに差があり、雑音が多い場所での作業の方が疲れ度が大きかったと思います。
不器用なのだとは思いますが、後からチェックしてやり直しになるくらいなら一度で集中してある程度のものを仕上げたいと思うようになりました。それ以来、何十年も基本的にはシングルタスクで作業を進めます。
最近、我が子が歌を歌いながら算数の問題をやっていたり、音楽を聴きながら作文をしたりしています。
それだけではなく、一つの作業を終えないで別のことに取り掛かります。例えば、宿題のたった1枚のプリントを半分しかやっていないのに、読書を始めたり、食事の片づけを途中でやめて髪を整えに行ったり、私としてはとても気になっています。
自分なりに作業が前後しても終わらせられればいいかなと思う反面、お茶碗とおわんはキッチンに持って行ったのにお皿と湯飲みはそのままいつまでも置いてあり、結局時間がなくなって慌てて登校していくというのはどうかな~と思います。
宿題のプリントも歌いながらやったときは当然ミスが多いような気がしています。
心の中で「そんなのできるわけないだろう!!」と思っていますが、うまく伝えることが意外に難しい。最近、「こうしてみたら、うまくできるかもしれないからどう?」ということを受け入れなくなってきました。自分自身で模索しているのかな…