心の病気は意外にもなりやすいようです。
心の病気は、脳の神経伝達物質の異常などが原因で発症するそうです。
脳の働きに変化を起こす原因で分類すると、外因性、内因性、心因性と分けることができます。
外因性は、脳腫瘍や事故などで起こった脳の疾患で病気が原因で起こります。内因性は、脳の変化によって起こります。
心因性は、大きなストレスを感じたり人間関係がうまくいかなかったり、人生の転換期が不安に思ったり…精神的な負担が原因で起こるものです。
きょうは、3番目の心因性の心の病気について考えてみました。
きっかけは、身近な人の様子が普段と違うことに気づいたからです。
ストレスなどによって精神的に負担がかかり疲れ切っている状態になると身体と心に変化があらわれます。
身体に
- 朝起きられない
- 寝つきが悪いとか夜中に起きるなど睡眠の質が低下する
- 眠れても疲れが取れない
- 食欲がなくなる
- 肌荒れ
- 頭痛や腹痛などの不調
- 身体が常に重く感じる
精神的に
- やる気が出ない
- 落ち込む
- 悲しい、涙が出る
- 好きなことでも楽しめなく、良いことがあっても喜ぶことができない
- ぼんやりして考えることができない
- ネガティブなことしか考えられない
- いらつく
このように感じたら自分をよく観察してみることが大切です。
周りの人から見ると
- 急に元気がないように見え、常にぼっとしている
- 感情が表面に出なくなる
- 笑顔が無理に作っているように見える
- 声が小さくなり話さなくなる
- 遅刻、早退、欠勤、無断欠勤と徐々に来なくなる
いつもと様子が違って気になる人がいたら声をかけて対処が必要です。
身体も心も疲れていると心の病気に進む可能性が出てきます。
健康的な生活を心がけることは疲れを溜め込まないことにつながります。
疲れた体に睡眠不足を重ね、飲酒で自律神経が乱れると感情コントロールに影響が出ますので心の病気のきっかけになりやすいです。
疲れている、少し普段と様子が違うという状態からうつ病や適応障害、不安障害に発展することも考えられます。
まずは、休んで脳の疲れを癒しましょう。睡眠によって脳の疲れは回復します。睡眠をとることでいつもの自分に戻ることもあります。
そして、生活リズムを整え、食生活の改善と適度な運動をしましょう。起床後に日光を浴びることで体内時計がリセットされ生活リズムが整います。
家族や親しい友人などに話を聴いてもらうことも気分転換になります。話すことが億劫になっていない状態なら近しい人に気持ちを話してみましょう。
自己分析ができていれば、疲れているだけだと言えそうなので回復に向かって休養をしましょう。
私自身も無理をすればできてしまうことが多く、いつも疲れている状態ということに気づいているので、自分で自分を戒めるための覚書です。