気づいていなかったことですが、我が子に算数の苦手意識が出てきていたようです。
いつからなんだろう…
だから、塾に行きたいとか塾にかわる何かのお勉強をしたいと言っていたのかな。
いつからか「算数が嫌い」とか「めんどくさい」というようになっていました。
宿題はやっていたようですが、プリント1枚だけなのでできていないとは思っていなかったのです。
学校のテストの結果もとてもよいとはいえませんが、まったくできていないことはなく、ごく普通の成績かなと思います。
しかし、子ども自身は嫌いな算数が重くのしかかっていたのでお勉強がしたいと言っていたようです。
大人になると、特別な職業につかない限り基本的な四則計算ができれば問題ないとも思いますが、それまでに高校受験などがありその受験科目である数学は避けられないことを考えると苦手意識はできるだけ解消することがいいのかなと思いました。
どうすればいいのだろうか。
「できない」と本人は言いますが、私はそんなことは感じておらず、自信がないだけなのかなと思いました。確かに、昨年度の算数のテストを見返すとミスは多いです。「おしい!」って感じの不正解がたくさんあります。
だから、自力で問題を解いて正解するという経験を積もうと思いました。
練習、実践というものが圧倒的に足りないので達成感が得られる体験ができていないのです。
先月の春休みに少し簡単なところから確認しようと思い、3年生くらいからの問題を毎日少しずつやらせました。
100点は目指さず7割できていれば大げさなくらいに褒めました。
3年生から5年生までの学校で使っていた算数ドリルの復習なので、わりとすぐにやりとげることができ、ほかに確認のために書店で購入した5年生の算数ドリルを1冊仕上げました。
我が子は、一度にたくさんの問題を与えるとイライラするので、一度にやる問題数は3問くらいしかしませんでした。
できた問題は、丸を付けてそこで終わり。間違えた問題ももう一度同じ問題をやってみてできたらそこで終わり。2度目にできなかった問題だけ一緒に解いてみてやり方がわかっているか確認を重ねました。
3問ずつやっていく問題で小さい成功体験が繰り返され、少しずつ「できない」という発言が減っていったように思います。
勉強のやり方がよくわかっていなかったり、焦りすぎてやみくもにたくさんの問題を目の前にしたりすると苦手意識を克服することが難しくなります。
この春休みに時間をかけて少しずつ復習したことで「やったらできるかも」と思えたのだと思います。
問題集からいくつか選んでやってもらったら、全部できていました。
我が子の性格上、小さなミスはしがちです。でも、7割できてたら「すごいよ」と私は思っています。