ものすごい勢いで物を減らしている我が家。
年齢とともに物が増え続けて、その中でもよいものと思っているものだけを残していたのですが、いくら良いものでも使わなければ宝の持ち腐れです。
食器や鍋もかなりたくさんありまして、使い勝手が良いもの、自分たちの料理の用途に合うものを残して処分してきました。それでも、我が家はキッチンに立つ人が2人います。私と夫、それぞれ好みや使いやすいものが違い残すものも2倍です。
私は、実用的なものだけあればいいタイプですが、夫は見栄えも気にするタイプです。
夫は食器について特に気になるようです。何にでも使える無難な食器を最低限残せば収納物は少なくて済みますが、和食器、洋食器、少しオシャレなお皿と…料理に合わせて盛り付けたいので必然的に収納する食器の数は多くなります。
料理をしてくれることには大変ありがたく、我が家の家事は料理にかかわらず半分は夫がやっています。だから、食器くらいはと思い、収納できる範囲で残しています。
そして、鍋も片っ端から減らしてきました。
それなのに、私は最近電気鍋が欲しくて購入しようか迷っています。
この電気鍋、実は30年位前から気になっていたものですが、当時は台湾で買ってくるということを考えると買うことに踏み切れませんでした。
今は日本で購入することができます。
私は料理が好きではないのに、なるべく作ったものを食べたい厄介なタイプです。
お弁当やお惣菜に頼ることもありますが、子どもが生まれてからは自分としては最大限にキッチンに立っています。
キッチンに関するものにあまり興味のない私ですが、電気鍋にはそそられています。
日本製の電気鍋もあるのですが、私が欲しいのは台湾製の大同電鍋というもの。
炊く、蒸す、煮る、温めるの作業をこれ1台でできます。
加熱と保温しか機能がなく、使い方は簡単で誰にでも使いこなすことができます。
蒸気で調理をし、水がなくなれば見ていなくても調理が終了します。
調理をしている間に別の家事をしたり、子どもとの時間が作れたり、お風呂に入ることができるので毎日を忙しく過ごしている方には魅力的な鍋なのです。
同時に2種類3種類のものを作ることもできます。
そのうえ、手入れが簡単で片付けに時間がかかりません。凸凹していないので汚れが溜まることもなくいつも清潔を保てます。
私としては、結局高機能な製品より単純な作りのものを好む傾向にあります。
この鍋を知ったのは、30年位前に台湾人のお友だちに紹介されて知りました。当時は台湾に行かないと買えなかったのです。見た目が私が小学生のころ家にあった電気炊飯器に似ていました。日本の炊飯器はどんどん進化して機能も高機能になり、見た目もオシャレになっていきました。この大同電鍋は30年前に紹介されたときと変わっていないように思います。レトロな見た目が何とも懐かしい感じがし、子ども時代を思い出します。