私の住んでいるところは桜が満開です。
今日の入社式にはぴったりな感じでしたが、雨が降ったら散ってしまいそうです。
来週、小学校の入学式があります。せめて入学式まで桜が咲いていますように…
今朝は桜の花を見ながら仕事に向かいました。
昨年度面接をして、一緒に働くことになった若い方を迎える入社式です。
私も微力ながら面接や採用試験にかかわりましたので、その時に知り合い交流した方と改めて再会できることがとても楽しみでした。
就活以後、無事に学校を卒業され、新社会人となる顔ぶれはいつもキラキラしています。
しかし、5月くらいになると俯きがちに歩く姿になってしまう社員もいていつも心配しています。
毎年ではありませんが、このころから無断欠勤をしその後退社をするという人を何人か見てきました。
今の時代、何が何でも入社した会社に勤め続けるとか、入社したけど合わなかったのに我慢しているということはしなくていいと思います。
病気になるくらいなら早く自分の道を見つけられる模索をすることが大事です。
ですが、入社後1か月足らずで元気がなくなってしまうのは病気でもない限り今後の人生もうまくいかなくなる可能性が出てきます。
少しでも携わっている若い方には、その人にとって良い人生の進め方をしてほしいと常に思います。
新社会人として社会に出るとき、不安を感じて気持ちが不安定になる時期があります。
内定から入社までの学生最後の期間と入社後の研修を終えるか研修中の長期連休中(ゴールデンウィーク)あたりです。
入社前の不安は、入社する会社の悪い情報を見聞きしたり、就職して働くこと自体にも気分が沈むことがあると思います。これは、よく内定ブルーと言われたりします。
今日出社したみなさんは、無事に入社式に出勤したので内定ブルーはクリアーし来られたと言えるでしょう。
私が心配しているのは、今日キラキラした顔をしていた方が1か月くらいでふさぎ込んでしまう場合です。
研修を終えて長いお休みに入り、希望と違う部署に配属されたことや思い描いていた仕事とは違うと感じたり、上司や先輩をよく知る前に勝手にうまく付き合えないと想像してみたり、お休み中にいろいろ考えすぎて心身の不調をきたす人が出てきます。
主に、人間関係の不安やスキル不足の認識、プライベート時間の少なさの実感などを理由に退職していった人を知っています。
何度も声をかけたり、対処法をやんわり伝えてみたりしてもほとんどの退職者の耳には届きませんでした。
面接をしたときに、退職理由が私たち面接する側に伝わってこればその方の未来を考えて自分の道を進んでくださいと気持ちよく送り出すことができますが、ただ逃げたいという人や人からの指摘を受けたくないとかの理由であれば、何とか新社会人の第一関門をがんばって乗り越えてほしいと切に思います。
この時期を乗り越えることで、少し強くなれるからです。
ストレス耐性が低い人は退職をすぐに考え始めますが、きっと一つ乗り越えることでどんどん仕事が楽しくなっていくはずです。