子どもが傘をどこかに忘れてきました。
これは、初めてではありません。すでに数えきれないほどの物をなくし、忘れ物もかなり多いです。
学校の先生やお稽古ごとの先生からは、
「今はいろんなことを経験中なので、忘れ物をして困れば自然と学習して身に着けていきますよ」
と、寛大な言葉をいただきます。
しかし、我が子は特性持ちです。
特性があるから大目に見るということは考えていないので、工夫が必要だと思っています。
忘れ物に関しては、特性がなくてもすると思うし、大人だってやってしまいます。
ただ、他者と比べて苦手なことだと自覚し、予防策を今までよりも細かくすることが必要なのです。
今までの工夫で自宅を起点にするときは
- 学校の準備は中学年以降一人で準備をしているが、声かけは常にしている
- 整理整頓が苦手なので物の置き場所を決め、定期的に使わないものを処分している
- 必ず前日に次の日の準備をしている
- やることリストや持ち物リストを作っている
- 月間カレンダーを目に入る場所に貼って書き込んでいる
- 小さなことでも自力できちんとできたらほめる
自宅から出るときは、声をかければ気づくことができるのですが、学校から帰ってくるときや公園などに遊びに行ったときは気をつけ方がわからないようです。
本人も忘れることを気にしていますが、確認を実行できないようです。
今までに、水筒、傘、遊び道具、帽子、上着、お金、鍵などなど様々なものを忘れてなくしています。
我が子のひとりで外に出たときの対処方法は、
- 「なるべく持って行かない」というもの(笑)
これは、少し大きくなってきた今なかなか難しいです。
自転車で公園に行くときなどは、
一つのリュックにまとめておくように伝えていますが、ひどいときは上着はベンチの上、ボールは滑り台の近く、水筒は木の枝に引っかかっているなんてこともありました。
こんな状態ですが、どこから何をすれば予防を促せるのでしょう。
まず、我が子の場合「困ったら徐々に学習していくだろう」と言われる見守るだけの導きは無理だと考えています。
私は我が子に忘れ物をしたくないという気持ちがあるのは十分理解しています。
この気持ちがあってもできないというのは、性格、能力、環境という理由からできないことが多いそうです。
これは、先天的な資質と後天的な環境によるものなので直すことは難しいと思われます。
自宅を起点にするときは、上記のような工夫をして現在の成長まできました。完璧にはできないけれど、年々少しずつ成長を感じられます。
外から家に帰るときの忘れ物についてはただいま子どもと模索中です。
荷物を持たないとか全部ポケットに入れる以外の工夫はかなり難しいです。
現在、手の甲に持って行っているものを書いて出かけるということを実行中(笑)
「帰り際に手の甲を見ること」と言ってもみることを忘れてしまい、帰ってきてから
「あっ、ない!」の連続です。
自然に任せておくというのも違う気がするし、先回りして手を出し過ぎるのもよくないと思う。
手助けのさじ加減が本当に難しいです。
私の価値観ではなく子どもの必要性に合わせて手助けをしたいと思います。