本当は、小学校には部活動がありません。
我が子の学校では、以前の名残で部活と呼ばれ続けていますが、
働き方改革の取り組みにより民間委託の課外活動を採用しています。
週に3日一日2種から3種の活動に選んで参加できます。
週に1つだけ取り組む子、週に3日3つの種目に参加する子、お稽古事などがあるから一つも参加しない子、自由に決めて活動しています。
4月の年度初めに好きな種目を選び、年度末まで継続して活動します。
もちろん合わなかったらやめることもできます。
この活動は、異学年で協力して計画を立てて進めていくという自主性や個性をのばせる機会ともいえると思っています。
我が子は、火曜日と金曜日に参加していてバスケットボールと合唱をやっています。
バスケットボールは、4年生から6年生まで様々な体格の子がいて、危ないこともあるとのことで学年を分けて活動しています。
合唱は、ただただ楽しいと言って、毎週とても楽しみにしています。
さて、学年末が近づいてきてこの課外活動の参観日がありました。
昨年はお仕事の都合で参観する事ができず、課外活動がどのように行われているのか知ることができませんでした。
今年は我が子からも「見に来てね」と念押しされていたので見に行ってきました。
バスケットボールは、始めに全学年が同じトレーニングをしました。
体育館内を走って、パスの練習、ドリブル練習、ハンドリング練習、ディフェンス練習と一通りの基本をやっていました。
これについて最初に説明があったのかは不明ですが、我が子は見よう見まねでやっていると思います。
なぜそのように思ったかというと、プレーに入ったときにまったく基本練習が活かされていなかったからです。
運動が得意とは言えない我が子ですが、ボールに触れることができるように頑張っている様子がうかがえました。それだけでほめてあげようと思いました。
私は、できる限り学生でいる間は運動を取り入れてほしいと思っています。
上手でなくても参加して自分なりの成長ができればそれでいいのです。
ガンバレ、我が子!
別の日に合唱の参観日もあり、こちらも楽しんできました。
合唱は、人数が少なく10人での活動です。始めた当初は6人だったそうですが、「楽しいよ~」との口コミにより男の子が3人女の子が1人増えて10人になったそうです。
合唱は、バスケットのように普段の練習を垣間見るというのではなく、招待状を子どもからもらっての発表会でした。
6曲を披露してくれて、1曲は指揮も伴奏も歌も子どもたちだけで仕上げたそうです。
10人しかいない合唱クラブなので指揮と伴奏で2人抜けることは厳しく、残りの5曲は先生伴奏、指揮の発表でした。
10人の一人ひとりに活躍の場があり、独唱や斉唱が盛り込まれて、10人全員が何らかの形で輝いていました。
参観に訪れたお母さん方もとてもうれしそうで、活動を指導してくださっている先生に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
我が子には、「お母さんたちが涙ぐんでくれると思っていたのに…」と言われました。
気がついていないようですが、私は涙が出ていました。流れないように必死に隠してそっと拭っていました。
とてもステキな合唱でいい思い出がまた増えました。