この数年ときどき足がつることが気になっていました。
自分の体にマグネシウムが足りていないのではと気づき、食生活や皮膚から摂取することを意識することにしました。
マグネシウムはミネラルの一種で体内の代謝を助ける機能を持っている栄養素です。
成人が体内に持っているマグネシウムは20gから30gでその60%は骨や歯に含まれています。
残りの40%は筋肉、脳、神経に含まれています。
そのマグネシウムの働きとは、
- 体内のミネラルバランスの調整
- 骨の健康維持
- 神経伝達の制御
- タンパク質の合成
- 心機能の維持
- 体温や血圧の調整
- 筋肉の収縮と弛緩
- 腸内の水分コントロール
などたくさんの働きをしています。
マグネシウムの不足は保険適応の検査として行われる健康診断の採血では見つけることが難しいです。
そこで、マグネシウムが不足しているかどうかの簡単なチェック方法があります。
- 足がつりやすくないですか
- まぶたがぴくぴくすることはないですか
- 疲れているはずなのに寝付けないことはありませんか
- イライラすることや不安が続くことがありますか
- 肩と首が凝っていませんか
- 急に心臓がドキドキしませんか
- 偏食ですか
- 便秘の症状がありますか
これらの症状がある場合はマグネシウムが不足しているかもしれません。
食事やサプリメントで補うのが一般的とされていますが、サプリメントは体内で吸収されにくいという特徴があります。
私は8個の項目のうち「3つが当てはまり1つが時々あります」という結果です。
マグネシウムを効果的に摂取するには、
- 食事から摂取
- 経皮から摂取
- サプリメントで摂取
の3つの方法があります。
私は、食事と経皮から摂取してみることにして実行中です。
特に、海藻類には豊富なマグネシウムが含まれています。
- 素干しのあおさ
- 素干しのわかめ
マグネシウム含有量の上位はほぼ海藻類が占めているので意識して汁ものやサラダで摂取したいです。
- 玄米
精米する前のコメにはマグネシウムが含まれているのに、精米するとマグネシウムはほぼ残りません。
玄米は硬いし、癖があるので胚芽米を利用すると食べやすいです。
エビやカニはカルシウムもマグネシウムも豊富に含まれています。手軽に干しエビなどを利用すると摂取しやすいようです。
- コーヒー
コーヒーにもマグネシウムが含まれています。
インスタントコーヒーでも摂取できるのでコーヒーが好きな方は楽しみながら取り入れることができます。
私はコーヒーが苦手なのでココアを飲むようにしました。(ココアの方が含有量が多いです)
その他、
ごまにも豊富に含まれています。
お米やお料理に添えるだけなので簡単に使う事ができます。
ナッツ類も手軽に摂取できます。
ナッツの中でもアーモンドの含有量は一番多いので小腹が空いたときおやつに食べるのも効果的に摂取できます。
その他、大豆、ほうれん草、あさり、はまぐり、いくら、牡蠣、ししゃも、パルメザンチーズなどに含まれているので食生活で意識して摂取してみるのも体の調子が良くなるかもしれません。
経口摂取では一日三食とおやつを含めても摂取量に限界があります。
経口摂取よりも経皮摂取が優れているところも摂取したい人にはありがたいところです。
経皮摂取とは皮膚から栄養として摂取できることです。
その方法は、
- 入浴剤として使う
- 化粧水、乳液、クリームとして使う
一番簡単なのは、入浴剤にすることです。
普通の入浴剤と同じようにお風呂に入れるだけ。
ただし、マグネシウムを入れることで風呂釜が痛んでしまうというデメリットがあります。
お風呂を温める際、浴槽と風呂釜の配管を水が循環して温められます。そのため配管に塩化ナトリウムが残ってしまい錆の原因になります。錆が原因で配管が劣化し、水漏れを引き起こすこともあり注意が必要です。
全く傷めないということはありませんが、マグネシウムを入れる場合長時間放置せず入浴後はすぐに排水しお掃除することが大切です。
循環式お風呂でも使用可能で安全なマグネシウムもあるので、一度試してみたいと思っています。
最後にマグネシウムを皮膚に塗って吸収する方法です。
これは、市販品にマグネシウムクリームとかマグネシウムオイルというものが販売されています。
買うだけで使えるので手間いらずなんですが、コスパを考えたら手作りすることが良いように思いました。手作りといっても塩化マグネシウムを買って混ぜるだけです。
私は1㎏1000円の塩化マグネシウムを購入し乳液と混ぜました。最近なくなったので、今回は精製水と混ぜて水として吹きかけています
食事での変化は大きく感じていませんが、経皮摂取には驚く変化を感じました。
足がつることが気になって始めたのですが、皮膚がつるつるになり喜んでいます。
足の角質をきれいにすることが面倒に思っていたのですが、マグネシウムと乳液を混ぜたものを塗り20分置くことで一週間目くらいから足の裏や足首の皮がむけるようになりました。
3か月もしたら角質がなくなり赤ちゃんの足裏のようにつるつるになりました。
マグネシウムの経皮摂取は、足の裏と手の平が一番吸収がいいそうです。
20分で吸収されるために、私は朝晩20分間足裏に塗ってメールチェックや読書の時間にしています。
20分後に温かいタオルでふき取り、朝は身支度して出勤、夜は休みます。
年齢を重ねてくるといろんなメンテが必要になり面倒ではありますが、体調が整ってくると気持ちよく日々を過ごせます。