子育て中に思うこと

ちょっと聞いてもらいたいこと

喜んでもらえたクリスマスのプレゼント

今日から早朝に子どもと二人で10分散歩というものを始めました。

冬の朝は厳しいと思ってなかなか言い出せませんでしたが、始めてよかったと思いながら第一日目を終えました。

続けられるかは自信ありませんが、ひとまずやってみようと今の段階ではやる気満々です。

 

今日やってみてよかったと思ったことは、もやもやしながらクリスマスプレゼントを考えていた時のサンタ問題に少し先が見えたことです。

何歳まで疑問を持ちながらプレゼントを考えなければならないのだろうと思っていたことが解決しました。

 

私は、我が子がサンタがいないことを知っているだろうとわかっていながらも確信を持っていませんでした。

もちろん、年齢的にサンタを信じ続けていたらそれも心配だし、反対に冷め切っていてサンタを馬鹿にされても寂しい気がしていました。

私の気持ちはとても勝手で心のどこかに小さい頃の子どもを描き続けています。

 

階段にサンタさんへのお手紙と牛乳、お菓子を置いているところに疑問も感じていましたが、朝の散歩で疑問が明らかになりました。

 

私たち夫婦は、一旦ベッドに入りましたが深夜1時くらいに夫とプレゼントを運びラッピングをして夜のおやつを食べました。このおやつは我が子がサンタさんのために用意した牛乳とお菓子です。昨年は、トナカイさんへの人参もあったのでかじるのがつらかったことを思い出しました。

夜中に食べたお菓子

プレゼントの本は、2日前に届いたばかりでラッピングの準備ができていませんでした。私たちが夜中にごそごそ動いていたので子どもは目が覚めてしまったようでした。

 

散歩のときに、

我が子:「サンタさんは1時くらいに来て、うちの中の探検をしていた。お菓子を食べ   ていたし、トイレに行ったり手を洗ったりしていたと思う」

 

私:「そうなんだ~見た?」

我が子:「見たよ。寝たふりをしていた。」

 

やはりな…

でも、我が子ははっきりとは言わなかった。

きっと、お互いに夢の日として数年続けていくのだろう。

 

今回私は、子離れをしなければということを痛感しました。

共働きだし、表面的には過保護ではないと思いたかったが、私は確実に過保護な親だ。

今年のサンタさんの問題も私がサンタを信じている子どもの姿を作り続けていたのかもしれないと思う。

 

今日からの目標は、

  • 子どものことに口を出さず、遠くから見守るだけにすること

普段なるべく本人のやりたいようにさせていて、目標は早めの自立と心に誓っていたが、ADHDASDの診断を受けているので、心のどこかで必要以上に誘導をしていたのかもしれない。

 

私の目標にしている「早めの自立」を本当の意味での「自立」ができるように導き方を考え直そうと思った。

 

当分の間、朝の10分散歩でいろんなことを話したいと考えています。

忙しく過ぎていく時間の中で早朝の10分間にコミュニケーションをとれるというのは、本当にうれしいし、やってみて気持ちがよかったです。

あいさつの必要性

今日は終業式でした。

私は、2学期の最終日である今日交通当番でした。

 

小学生のいる家庭にひと月に一度ほど交通当番が回ってきます。

これは、小学生の保護者が順番に朝の登校時の交差点に立って見守るという役目です。

蛍光色のベストを着て、黄色の旗を持って立ちます。

この役目も初めてのときは緊張しましたが、今ではひとり一人の顔がわかるようになり、人数の少ない小学校の良さを感じています。

 

このとき、毎回感じていることがあります。

それは、あいさつをする子がとても少ないということです。

もちろん、親しい人同士ではしているのだと思いますが、知らない子のお母さんだからかほとんどの子が無言で渡っていきます。

 

私は、「おはようございます」

   「行ってらっしゃい」

   「寒いね」   とか、声をかけるのですが、返事はほぼありません。

 

一部はにかみながら頭を下げる子などがいると安心して嬉しくなります。

返事を返してくれるのは、我が子の分団の子(子ども会で一緒に活動している子)と我が子と仲良くしてくれる子。

 

見ていると、反対側に立っている当番のお母さんもあいさつをしていないことが多く、

無言で見守っています。

 

子どもが小学校に入ったばかりのころ、公園で同級生のお母さんに「あいさつはしなくていい」とか「たとえ知っている人でも話しかけたりしないように」と教えていると聞いたことがありました。

理由は、物騒な世の中だからとのことでした。

そのときは、それも一理あるのかもと軽く思った程度で気にしていませんでしたが、そのように考えている方が多いのでしょうか。

 

我が子はというと、大きな声であいさつをするタイプです。

こだわりが強いタイプなので、変更はできなさそうです。が、大きな声で声掛けをするのは幼児のときに私がそのように教えたからです。

大きな声というのも相手に聞こえるようにという意味を伝えているのですが、なぜか大きめの声…

 

確かに、危険な状況に陥ることは稀であっても、いろいろな人がいるので大きな声で声をかけることが迷惑になることもあるでしょう。

我が子も少し大きくなってきたので、声の大きさをその場に合うようにしてみたり、相手の様子を見てあいさつやその後の声かけをしようと伝えなおしています。

 

それでも私は、あいさつをしましょうというのは変わらず伝えています。

なぜなら必要だと思っているからです。

 

あいさつは、ただ口から出るだけの言葉ではなく、コミュニケーションや人間関係の基となるものだからです。

 

学校や地域など子どもたちに関することだけについて考えれば、

あいさつをすることでお友だちや先生などと話しやすい雰囲気が作れますし、本人の心の状態にも良い影響を与えると思います。

明るい気持ちであいさつができれば、心理的な効果が生まれ心によい影響を与えます。

あいさつをすると必ず気持ちよく過ごすことができます。

 

うざいおばさんかもしれませんが、交通当番で立つ日は言い続けたいと思っています。

久しぶりに美容院問題

行き慣れている美容院がなくなるとたちまち困ることを思い出しました。

私は、20年ほど同じ美容院に通っていますが、次の3月で閉店になると知らされました。

20年前も以前通っていたお店がなくなって、何か月もかかって今のお店にたどり着いたことを思い出します。

 

今回は、当時より頻繁に通っているということを考えると早急に探さなければと思っています。

今の私にとって美容院は何よりも大切な場所で、毎3週間以内に一度通っているルーティンになっています。

美容院にそんなに行って時間や費用がもったいないということも同僚に言われたりしますが、行かなかったら大変な老婆になってしまいます。

 

そうなんです、美容院に行く回数が増えていっているのは、白髪のせいなのです。

しかし、白髪が気にならなかったときでも1か月から1か月半に一度くらいの期間で行っていたので、もしかしたら頻度が高い方なのかもしれないです。

 

私の髪は、直毛で細く毛量少なめです。若い頃は直毛でいいねとか言われたこともありますが、直毛は切りっぱなし感が強く大人になると扱いにくいと感じています。

パーマをかけるかアイロンを使うことが必要になります。

パーマもやり続けるには抵抗があるし、ここ数年はアイロンを使い続けています。

 

そして、何より白髪問題…

アナウンサーの方で自然体のままで活動していらっしゃる方がいます。とても美しい方でうらやましいなと思う反面、白髪はとても派手なので自分の平面な顔では白という色に負けてしまいアンバランスになりすてきなおばさまにはなれそうもありません。

本当の姿を何年も知らないのでどんな白髪の様子になっているのか全く分わかりませんが、親の髪を考えると美しい白髪ではないだろうなと想像できます。

 

美容院に頻繁に通うことを考えると分け目を隠せるウィッグも考えたことがあります。

しかし家族に「のせてる感じが不自然だと思うよ」とか「会社でのせてる人がいるけど、どうかな~と思う」など言われると、

「そうだよな~、私もそう思う」と納得します。

 

カラーもウィッグも上手にしている人はいらっしゃるのですが、自分がうまくできるという自信は全然ありません。

 

私は、何のためにカラーをしているのかを考えてみました。

子どもが小さい頃は、私の年齢を理由に子どもがいじめられないようにとても気をつけていました。

そして、今もせめて高校を出るくらいまでは学校に行く機会もまだまだあるのでなるべくきれいでいたいと思っています。

 

職場などでの対面は、もう終わりが見えているのであまり気にしていませんが、やはり、ありのままの姿になるのはもう少し先にしたいと思うので、美容院探しを急いでやりたいと思います。

 

余談ですが、ご年配の方も美容院に行かれると思うのですが、私はほぼお見かけしたことがありません。

ものすごくきれいでオシャレにしている年配者はお見かけするのですが、いわゆる「おばあちゃん」というありのままの姿の方はお見かけしないような気がしています。

 

それは、

美容院も年代や生活環境によって行く場所が変化していくからですね。

小学生や中学生の頃は近所のお店に行っていますが、高校生、大学生になると活動範囲が広がって町の中心部のお店に行ってみたり、お友だちと一緒に行ったりすることもあるでしょう。

自動車に乗って少し離れた気に入った美容院に行く人も多いと思います。

車に乗らなくなったり、美容院のメニューもカットしかしなくなったりするとまた近くのお店に戻っていくのでしょうね。

 

今の自分を受け入れて少しずつ変化させていくことが大切な気がしています。

今年のサンタさんは大出費

我が子にとっても私たち親にとっても長い長いお休みでした。

子どもは、2週間近くお休みしたので、学校復帰が大変なようです。冬なので朝は寒いし、算数はわからなくなっているし…

癇癪が続きそうな予感がします。

 

私たち親もお互いのスケジュールを調整してかなりの日数をお休みしました。

このお休みを有効に活用して仕事以外のお勉強をしたいと思っていたのですが、子どもが病気で休んでいるときは思うように時間管理ができないことに気づきました。

やりたいことはほぼできませんでした。

 

さて、通常モードに戻ってからは当然忙しくようやく少し追いついてきた感じがしています。

お仕事のことばかり考えていると子どものことがおろそかになりがちです。

 

おろそかになり慌てて探りを入れたのがクリスマスプレゼントです。

サンタの存在は、いつまで暗黙の了解なのでしょうか

 

我が子は、年齢的にすでにサンタは来ないことは知っているはず…

去年も多分知っているだろうと思いながら、準備したのです。

 

が、「私もサンタはいないからほしいものを教えて」とは言いにくいというか、

言いたくない。

こうして毎冬数年は微妙な心の探り合いで時間を過ごすのだろうか~

 

我が子は毎年サンタさんへのお手紙を書いています。

本気で書いているのかは不明ですが、今年も書いて投函していました。

 

子どもが小さかった頃は、宛名を我が家にして英語で書きポストに投函していたのですが、大きくなってからはエアメールでサンタさんから返事がもらえるという外国のところに送って毎年クリスマスカードをいただいています。

 

本人が宛名も書いて封をするのでプレゼントを探ることがなかなか難しいです。

世の小学生高学年のサンタさん事情はどんな感じなのでしょうね。

 

今年の我が子のサンタさんからのプレゼントは、好きなライトノベルの全巻セットでした。

全巻で37巻、金額にして46000円弱でした。

過去最高金額でちょっと躊躇しました。

心の中で「サンタさんはお父さんとお母さんだから1巻ずつ買おう」と叫びながらも注文しました。

 

我が子は、物欲が少なく必要なもの以外あまり買ったことがありません。

おもちゃもほぼ買わないで小さいときの時間が過ぎてしまいました。

散々迷いましたが、夫と相談して購入を決めました。

 

本の37冊って相当重いはず。届いたらどのようにしてラッピングをするか準備も必要です。

クリスマス1週間前に何とか商品を確保することができました。

血管拡張性肉芽腫とは

我が子の流血騒ぎ(我が子と肉芽腫の闘い)の原因であった「血管拡張性肉芽腫」は、どんな病気なのでしょうか

私はまったく知識がなく慌てました。

 

血管拡張性肉芽腫の写真を見てみると、見たことあるような気がしましたが、私自身が患ったことがないので思い違いかもしれません。

ただ、小さい子どもや若い方に起こりやすい比較的ありふれたもののようです。

 

皮膚や粘膜の表面に近い毛細血管が異常増殖してできる良性の腫瘍です。

増えた毛細血管が絡んで盛り上がり血豆のようなしこりになります。

 

できる場所は、指先や足先にできやすく、顔や唇などにもできることがあり少し痛みを伴うそうです。

 

腫瘍の大きさは5mmから15mmくらいで、表面の膜がとても薄くぷよぷよしているのでつぶれやすいそうです。

血管が集まってきているのでつぶれると大量に出血するのが特徴です。

運よく一旦出血が止まることもあるようですが、一時的なもので完全に止血できることはないようなので必ず病院で受診することがお勧めです。

 

とにかく血の量に驚いたので、なぜなってしまったのか原因を探りましたが、はっきりした原因はわからないようです。

とても小さな外傷から細菌感染などをきっかけに発症し、自身の身体が外傷を治そうとして毛細血管が集まってくるとのこと。

 

血管拡張性肉芽腫は、自然治癒することはないそうです。

手術するのが一番確実な治療法とのことです。

その場合、液体窒素で腫瘍部分を凍らせてとる方法と電気メスで焼いてとり傷口を縫う方法がありました。

 

我が子の場合、大きさや腫瘍の様子から電気メスと縫合の手術をしました。

提案されたときは、跡が残りにくい方法をとりたいと思う気持ちもありましたが、お世話になったクリニックでは凍結療法は再発しやすいとのことでした。あくまでも我が子の場合です。

 

成長過程でこういったことにぶつかるたびに、「もっと気をつけてあげていれば…」とか「どうしてこんなことになってしまったのだろう」っと落ち込んでしまいます。

 

これって今後予防できるのだろうか~?

と調べてみると、予防はできないようです。

できたときに適切な処置が必要だそうです。

 

血管拡張性肉芽腫自体はそんなに恐れる病気ではないということですが、つぶれてしまったり引っかいたりすると感染症を引き起こす可能性がありますので、必ず病院で治療をすることが大切です。

 

我が子は、痛くも何ともないと言っていたのですが、医師によると「痛かったと思う」と聞きました。

普段から怪我が多く痛みに強いお子さんは、できていてもお母さんに伝えないこともあるかもしれません。

 

そして、我が子は一般的に発症が多い場所ではなく、腕の真ん中にできたのでどこにでもできると思っていた方がよいようです。

 

妊娠中の方も女性ホルモンの関係で発症しやすくなるそうです。

皮膚に気になることがあれば受診がお勧めですね。

 

さて、本日も子どもも私もお休みです。

私は少し事務作業をするつもりですが、子どもは暇を持て余しています。

何をして楽しもうかと現在思案中(笑)

どうしよう…今度は出血!

このところ子どもの体調が理由で右往左往しています。

原因がわからない発熱は、2度の繰り返しで終了し、毎日ご機嫌で登校していると思いきや、今度は出血。

 

子どもの右腕の肘までの間の外側に何か膨らんだものができていたようです。

さいころとは違い、お風呂で洗ってあげることがなくなり、着替えのときもまじまじと見ると気持ち悪いだろうからそういったことはしません。

だから、私はまったく気付かず、血が出たと聞いたとき、いつものようにかさぶたが剥がれたのだろうくらいに考えていました。

 

本人が絆創膏を張り替えて自分で手当てをしていたのですが、「いつから張り続けているのだろう」と疑問に思い始めました。

 

聞いてみると、「痛くも何ともないけど治らない」と言いました。

かさぶたになるどころか、一週間経過しても生々しい血が浮いてきます。気づいたと同時くらいから急に出血が流血に変化し、止まらなくなってしまいました。

 

すでに夜で、次の日はお世話になっているクリニックが休診日。

もう様子を見るなんて状況ではなく、起きたらすぐにどこかのクリニックに行くと決めて探してから休みました。

 

5分おきにガーゼを交換しても5分も経たないうちに血液でぐっしょりになり、睡眠時は大きなビニール袋に肘まですっぽり入れて寝ました。

翌朝、気が遠くなる状態のビニール袋を見て、まずは皮膚科に飛び込みました。

当たり前かもしれませんが、飛び込みの初診はすぐに見てもらうことができず、

半日待って見てもらえましたが、

「対処ができないので他院を紹介します」とのこと。

 

クリニックで、「紹介状をもって午後に行ってください」と言われましたが、万が一紹介先でも断られたらと心配になり、紹介してくださるクリニックにその場で電話を入れなるべく早く見てほしいので予約できないかと聞いてみました。

 

なんとお断りをされてしまいました。

その場で看護師さんに伝えどこに行ったらいいかわからないので他を紹介くださいとお願いしましたが、ずいぶん待っても紹介先が見つからないようで、最終的に透析病院に外科の先生がいるからとコンタクトを取り紹介状を書いてもらいました。

 

その透析病院は、13時から受付ですが、診察は17時からです。

最初の皮膚科を出たのが12時近くなっていて、子どもはぐったりしていたので帰宅し食事を用意してから私だけで13時に予約に行きました。

 

うすうす予想していましたが、また断られました。

事務の方がとても親切で受け入れてくださる的確なクリニックを探してくださいました。

13時から受付というのもこの時の私たちにとって運がよかったです。17時に紹介状をもって行っていたら、どこにも受診することができなかったと思います。

探していただいたクリニックに連絡も入れてくださり、地図をコピーしてとても親切にしていただきました。心から感謝しました。

 

午後の診察時間が始まると同時に子どもを連れて受診すると、手術をすることになりました。手術と言っても簡単なものですが、それでも局部麻酔をすることや切ったり焼いたり縫ったりと説明されると少し躊躇してしまいました。

 

子ども本人が一番つらかったと思いますが、私も一日中クリニックを回り、長い待ち時間を待ち本当に疲れました。

血管拡張性肉芽腫という良性の腫瘍が原因で出血していたのですが、知識がないために皮膚科、外科などを探していましたが、最終的に形成外科で処置してもらいました。

長い一日だった昨日は、子どもも私も一瞬で眠りに落ちました。

また今日から二人で過ごす時間ができました(笑)

雑談と「リバース」

月曜日から体温計では常にお熱がある状態。

しかし、我が子本人はとても元気でおしゃべり(笑)

月曜日に早退して昨日と今日ゆっくり遊んですごしました。懐かしいカルタをしたり、二人で歌を作ったり、ご飯を作ったり、疲れたら寝たり…

病気で学校を休んだのに意外と楽しんでいました。

今日の午後から本格的に元気になってきました。お熱も下がり36.6度。

 

お熱があってもいつものようにおしゃべりしていたので気づきませんでしたが、お熱が下がったら動きながらおしゃべりします。パワーアップです。

明日からは子どもは学校、私は仕事と通常に戻ります。

 

楽しい時間を、ありがとう。

お母さんもゆっくりできて有意義な時間を持つことができたよ。

 

結局、発熱の原因はわかりませんでした。小学生だとまだこういうことが起こるのね。

 

以前にBOOK HOTELで見つけた読みたいと思っていた本を読んだお話です。

本当は、帰宅してすぐに買い読んでいました。

知らなかったのですが、この本はドラマ化されていたのですね。

読み終わってからキャストを知り、「深瀬さん」を藤原竜也さんが演じていたと知りました。きっと素晴らしい表現をしてドラマを引き立てていたと思います。

 

このお話は、過去に起きた事故の真相を探って真実を知るという推理小説です。

主人公の深瀬和久は、友だちの広沢の死に対する告発文を恋人から見せられます。

広沢の事故にかかわった主人公とゼミ仲間の葛藤が表現されています。

 

主人公以外の登場人物のひとり一人の人生も描かれています。それぞれの考えや後悔などがお話の緊張感を強めています。

 

私自身がこのお話の中で一番印象に残っているのは、友達同士の序列的なものです。

友だちと言ってもこのお話の中の5人はゼミの仲間であり、初めから友人としてつながっていたわけではないのです。縁があって同じゼミに集まったというだけだ。

それなのに、主人公は自分で自分のことを下層グループと気にしている。

 

これは、学生時代には気になる問題の一つでもあると思います。

主人公のネガティブな発言や広沢のことを同じ部類の人間だと思っているという主人公なりの評価などを想像しながら読み進めていくと心が苦しくなってきます。

特に、自分だけが広沢のことを大切な友人だと考えていて広沢は自分を親友だとは思っていないのではないかと劣等感を持ち続けているところ…気持ちを考えると悲しいです。

 

広沢は、自分の考えで行動できるとてもすてきな人だったので、主人公がもっと率直に話すことができていたら違った関係を築けていたはずだと思いました。

 

読み始めてすぐに引き込まれていき、途中でやめることができませんでした。

あっと驚く結末が待っています。

気になる方はぜひ読んでみてください。